2019年7月11日(木)に年(ワ)平成30年第17960号 境川金森調節池建設差止請求事件の第六回公判が行われました。

 

被告からの”準備書面(6)”と”証拠説明書(5)” を公開させていただきます。

 

裁判資料

 

【被告準備書面(6)】 (全17ページ)  ⇒  資料1

 

【被告証拠説明書(5)】  (全2ページ) ⇒  資料2

 

 

今回の公判傍聴人は、原告側(反対派)35名、被告側(東京都)14名でした。

 

 

今回の法廷内での論点を一部抜粋させていただきます。

 

被告準備書面(6)P3(2)イ に書いてある「上流部河床掘削は、本件調節池建設を終えた時点での境川の整備状況を勘案して行うものであり、現時点でどのような河床掘削を行うか(範囲、規模等)は未定である」と主張している部分について。

 

原告側弁護士は「河床掘削により境川上流部の安全が確保されると説明しているのは、未定の話だったのか?」

また、「上流部の河床掘削で、調節池より下流の危険性がかえって増大すると指摘して以来、4か月も経つのにシュミレーションが終わらないということは、下流への配慮がなされていなかったということか?」と追及しました。

 

最後に原告側弁護士が「この答弁が最後でもうありませんね」と念を押しました。

この「念押し」はシュミレーションを理由に時間稼ぎをして、その間に工事を進めてしまおうとする都側の策略を阻止するものです。

 

上流部の河床掘削によって、下流部の水量が増大するであろうことは、認めているが、その増量分を調節池で吸収できることを示していない。

 

この調節池建設計画は、正当な行政目的がなく、将来予測される危険に対して全く配慮されていないと考えられる。

 

 

裁判を傍聴して

 

・原告側弁護士の答弁がとても白熱していて面白かった。

・過去7回の工事説明会はなんだったのか?と思わざるおえない内容だった。
シュミレーションもせずにこの工事を進めていたのか…?

・今さらながら東京都のずさんな計画が暴かれた公判でした。

・6月14日のクレーン事故があったにも関わらず、周辺住民に一切事故の説明がなかった。
そのうえ、7月12日より工事を再開すると言うプリントが1枚ポスティングされていただけだった。東京都側の対応にさらに怒りを覚える。

 

【事故当時の写真】

(神奈川新聞より)

 

 

次回公判のお知らせ

 

第六回公判 9月2日(火) 

13時15分〜

東京地裁415号法廷

法廷へは、10分前までにお願い致します。

 

地下鉄東京メトロ「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,「桜田門駅」5番出口から徒歩約3分

 

裁判を傍聴する方が増えてきました。

より多くの方が傍聴することで、裁判官の心証が違ってきます。

親子での傍聴も可能です。

 

ぜひ、傍聴にいらしてください。

 

 

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