2020年1月6日(月)に年(ワ)平成30年第17960号「境川金森調節池建設差止請求事件」の第九回公判が行われました。

 

公判において原告側(反対派)より準備書面(8)が提出されました。

 

原告からの”準備書面(8)” を公開させていただきます。

これは、今までの原告団の主張を整理した集大成です。

ぜひご覧ください。

 

 

裁判資料

 

【原告準備書面(8)】 (全5ページ)  ⇒  資料1

 

 

今回の公判傍聴人は、原告側(反対派)37名(大人26名・子ども11名)、被告側(東京都)13名でした。

 

今回の法廷内での論点を一部抜粋させていただきます。

 

準備書面(8)にある

4 加害行為の内容(社会的有用性・公共性を含む)

5 加害行為の行政的基準の遵守状況について

 

境川は特定都市河川浸水被害対策法の対象に含まれております。

 

特定都市河川浸水被害対策法は、流域全体で一体的な浸水被害対策に取り組むことを定めた法律です。

 

この法律(特定都市河川浸水被害対策法)が求めるものは、「一体的な浸水被害対策」の河川法に基づく河川工事だけでは、都市部における浸水被害を防ぐことは不可能なので、浸水想定区域(ハザードマップ地区)の見直しや流域対策の推進を盛り込んだ総合的な「流域水害対策計画」を、先に行うことを義務付けたものです。

 

この境川は現在、総合的な「流域水害対策計画」は定められていない。

河川工事よりもさらに効果が大きい流域対策の導入も検討されていない。

 

にも関わらず、河川法に基づく工事のみが先行して始まっています。

 

こうした法律違反に対して東京都側は、どのように回答してくるのでしょうか?

 

 

証人陳述については、2020年3月16日(月)、23(月)にまとめて行う予定です。

詳細は下記にてご確認ください。

 

 

私たち原告団側の証人である工学博士・元土木研究所次長「石崎勝義氏」が、河川工学の専門家のお立場から「金森調節池工事の不当性」を立証して頂けることになっております。

 

石崎勝義氏による著書が特集で掲載されておりますので、ご紹介させて頂きます。

Amazonなどで購入できます。

岩波書店:科学2019年12月号 P1091掲載

特集:河川氾濫への備えを考える

 

 

 

次回以降 公判のお知らせ

 

第10回公判 2020年2月17日(月) 

11時〜

 

期日が以下に変更になりました。

 

第10回公判 2020年2月27日(木) 

15時〜 610号法廷

 

 

第11回公判 2020年3月16日(月) 

10時〜14時

近隣住民他代表者による証言(5名)

不利益や迷惑の限度」について

 

第12回公判 2020年3月23日(月) 

10時〜17時

午前:東京都側による陳述(2名)

午後:原告団側による陳述 河川工学専門家・石崎勝義氏

 

場所:すべて東京地裁415号法廷

法廷へは、10分前までにお願い致します。

 

地下鉄東京メトロ「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,「桜田門駅」5番出口から徒歩約3分

 

裁判を傍聴する方が増えてきました。

より多くの方が傍聴することで、裁判官の心証が違ってきます。

親子での傍聴、途中退席も可能です。

 

ぜひ、傍聴にいらしてください。

 

 

併せて読みたい記事

 

第八回公判の結果 ⇒  こちらをクリック

 

台風19号で境川氾濫せず ⇒ こちらをクリック

 

相模原市でクレーン車横転!裁判中に事故発生! ⇒ こちらをクリック

 

初公判についての記事 ⇒ こちらをクリック

 

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