令和2年(ネ)第3049号 「境川金森調節池建設差止請求控訴事件」控訴審第4回公判が、2021年7月29日(火)14時より東京高裁第809号法廷で開催されました。
出席者は、原告側(反対派)8名、被告側(東京都)6名でした。
(コロナウィルス感染予防の為、傍聴人の人数制限あり。)
始めに、反対派より提出した早稲田大学大学院法務研究科岡田正則教授による証拠説明書と控訴人ら準備書面(2)と(3)についての内容説明がありました。
裁判資料
【控訴審準備書面(2)】(全21ページ) ⇒ 資料1
【控訴人ら準備書面(3)】(19ページ) ⇒ 資料2
【証拠説明書】(全1ページ) ⇒ 資料3
立 証 趣 旨
- 都市計画決定を欠いた状態で設置工事を行っていることの違法性
- 流域水害対策計画を策定することなく調節池建設工事を開始したことの違法性
- 本件調節池の建設と上流の河床掘削工事が密接不可分の計画であることについての一審判決の不適切性
これに対して、裁判官が「証拠説明書並びに付随準備書面に対する回答をするために、被告東京都はどれくらいの時間を要するのか」と尋ねた。
被告側は「2つの大きな点があるので2か月以上の期間をいただきたい」と発言。
調整の結果、次回公判は10月26日(火)14時より開催されることになりました。
傍聴して
被告側東京都が色々な行政手続きを怠っているのは、この調節池建設工事が公共工事だからなのか?と、疑う気持ちになる。
東京都が税金を使って、やるべき事をやらないで始めた工事に対して、公正な裁判を望みます。
裁判中でも調節池建設工事は進んでいて、地域の環境は悪化している。
被告側東京都が回答を長引かせていていること全てに対して腹立たしい!
説明責任を果たしていない!住民に対して不誠実である。
次回 公判のお知らせ
控訴審 第5回公判
日時 令和 3年 10月26日(火)14時から
場所 霞が関東京高等裁判所809号法廷
法廷へは、10分前までにお願い致します。
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